子どもから「離婚しないで」と言われて迷っています。

  
弁護士法人デイライト法律事務所 代表弁護士保有資格 / 弁護士・税理士・MBA

大切なのはあなたの気持ちです

母子のイメージ画像親にとって子どもは宝です。

その子どもが離婚に反対している場合、何とかその意思に応えてあげたいと思うのは、自然な感情です。

しかし、子どもにとって、何が一番望ましいかを考えてみてください。

あなたが言葉の暴力で悩まされている姿を見せ続けることではないはずです。

あなたが言葉の暴力を受けているのを子どもが見れば、子ども自身が深く傷つきます。子どもに対する暴力と同じといえます。

パートナーがモラハラ加害者で、あなた自身が離婚を望むのであれば、その気持ちを優先すべきです。

子供の淋しそうなイメージ画像もちろん、モラハラ加害者であっても、子どもにとっては親であり、子どもは離別を望まないでしょう。

しかし、離婚したからと言って、親子であることには影響しません。すなわち、あなたが親権者となっても、相手は一生、子どもの親です。したがって、離婚後も、面会交流といって、子どもとパートナーは定期的に交流することが一般的です(ただし、DV事案のような場合、面会交流を制限することもあります。)。

子どもはそのようなことを知らず、一生、会えなくなると勘違いしているかもしれません。

したがって、離婚しても、パートナーとの関係には何も影響しないと言うことを、説明して安心させてあげてください。

また、子どもが小学生以上の場合、ある程度の判断能力が備わっています。

したがって、あなたがどういう気持ちで離婚を考えているのかをしっかりと伝えてあげてください。

あなたが考えている以上に、子どもはしっかりとしています。

仮に、子どもがあなたを責めたとしても、それは一時的な感情です。

あなたの苦渋の選択を子どもはいつか理解できるはずです。

子供の手を引くイメージ画像もしも、子どもが加害者のもとに残りたいと言った場合、子どもが中学生以上であれば、その選択を尊重してあげてください。

そして、子どもには、あなたが子どもの味方でありいつも見守っていること、いつでも会いに来ていいことを伝えてあげてください。

 

 

 

 

  








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